ダウンジャケットを着る女性

出典:PIXTA

最強の防寒着!レディースの暖かいダウンジャケット・コートおすすめ27選

※本記事には一部プロモーションが含まれます

寒さに負けない、機能性とファッション性を兼ね備えた、最強のダウンジャケット・コートを着て、アウトドアに飛び出そう!今回はダウンジャケット・コートの選び方と、タウンユースから本格登山までシーンに合わせて使えるアウトドアダウンを紹介します。

ダウンジャケット・コートに使われている主な素材と特徴

ダウンジャケットを着た女性が山頂に立っている写真

出典: Everste / ゲッティーイメージズ

ダウンジャケット・コートはもともと、極寒地で作業する服として着られていました。今ではデザインや使われている素材にさまざまな工夫が見られ、機能性だけでなく、ファッション性の高さからも寒い季節に欠かせないアイテムです。 ダウンジャケット・コートの素材は、主にダウンとフェザーの2種類が使われています。ダウンやフェザーは主に水鳥であるグース(ガチョウ、雁)やダック(アヒル)から採取されます。ダウンコートのタグの記載を見ると、中綿は「ダウン○○%、フェザー○○%」にように混紡されているものがほとんどです。

ダウンの特徴

ダウン

出典:PIXTA

水鳥の胸元に生えている放射状の細かい羽毛がダウンで、骨がなくふわっとした丸い形状をしています。最大の特徴は非常に軽いことと、空気をよく含み保温効果が抜群に高いことです。 また、暖かくなった空気を外に逃さず、外からの寒い空気を遮断する効果もあります。こうした羽毛はニワトリなどの陸に住む鳥にはなく、水鳥にしかないものです。 鳥の大きさによりますが、ダウンは一羽の水鳥からおよそ5~10g程度しか採取できません。ダウンが多く使われているダウンジャケットほど、軽量で保温性に優れていますが、少量しか採れない貴重なものであるため、値段も高くなる傾向にあります。

フェザーの特徴

フェザーは羽軸のある羽を指します。羽軸があることから弾力性と通気性が高いのが特徴ですが、ダウンに比べると空気をため込むことができないため、保温性は下がり、柔らかさもダウンよりは劣ります。通気性の良さも着心地の良さと関係してくるので、ダウンと混ぜ込んで使用されることが多いです。

ダウンジャケット・コート選びの7つのポイント

ダウンジャケット・コート選びには、デザインだけでなく保温性と重量感のバランス、さらには着用するシーンを考えることがポイントです。ダウンジャケット・コートを選ぶ際にチェックしたいポイントを7つ紹介します。ダウンの暖かさだけでなく、それぞれの生地の機能性も確認しましょう。

1.使用シーン

キャンプや登山などのアウトドアで、急な天候の変化はつきものです。天候の変化に対応できるよう、ある程度の耐水性を備えたダウンジャケット・コートを選びましょう。各アウトドアメーカーから出ている最新のダウンジャケット・コートは、耐水性や撥水性能のある生地を使用したものが豊富です。 また、暖房の効いた電車や建物内は、保温性が高すぎると逆に汗をかいて体を冷やしてしまいます。日常生活で着用する際は、保温性にこだわりすぎないようにしましょう。

2.素材

ダウンを手に持つ様子

出典:CaoChunhai / ゲッティイメージズ

ダウンジャケット・コートの保温性を大きく左右するのは、ダウンの使用量です。ダウンの配合率の高い方が暖かくより高級なので、暖かさを求めるならばダウンの配合率が高いものを探しましょう。 主にどんな場所で着用したいのかを想像し、通気性や温度調節のしやすさなども考慮することが大切です。タウンユースでの着用や汗をかきやすい人であれば、ダウンの比率を低めに選びます。 ダウン80%、フェザー20%くらいのものが、タウンユースで暖かさを確保しつつ着心地の良さも損なわない割合の目安です。

3.フィルパワー

フィルパワー(FP)とはフィルパワー(FP)とは羽毛のかさ高を表す単位です。フィルパワーの値が高いほど羽毛自体のふくらみが大きく、ふくらみが大きいほど暖かく良質なダウンであると判断されています。 一般的にはフィルパワー600以上で良質、フィルパワー700以上で超高品質のダウンとされていますが、フィルパワーが500のものと800のものとで、体感温度の違いは感じにくいのが実状です。 それでは、フィルパワーは何の目安になるのでしょうか?それはずばり、ダウンジャケットの軽量性です。ダウンの使用量が少ないジャケット・コートであっても、フィルパワーが高ければ、十分な暖かさを確保しつつより軽量に仕上げることが可能。 寒い季節はインナーやニットなど、着用する衣類も多いので、「アウターは軽いものがいい!」という人は、フィルパワーの値をチェックしてみてください。

4.生地

ハンガーに並べられたダウンジャケット

出典:Tanateph / ゲッティイメージズ

暖かさを左右するポイントとして、「防風性」も大切なポイント。防風性とは、吹きつける風を防ぐ性能を意味します。ダウンジャケットの表面素材が綿やウール混紡などの素材は風を通しやすく、ポリエステルやナイロンなどは風を通しにくい特徴があります。暖かさ重視の本格的なアウトドアダウンに、ナイロン系の素材が多く使われているのはそのためです。 一方で、表面に綿を使用したジャケットは、独特な質感がおしゃれで、個性を出したい人におすすめです。防風性はナイロンより劣りますが、タウンユースであれば保温性もそこまで気になりません。

5.構造

ダウンジャケット・コートの防風性を高めるには、素材のほかに仕立ての細かい構造に目を向けてみましょう。違いを見るにはフロントファスナー部分に注目です。 ファスナーの表や裏にファスナーを覆うように生地(ウィンドストッパー)を縫い付けているものがおすすめです。ウィンドストッパーがあると、ファスナー部分から寒気が入り込むのを防いでくれます。 次に袖口は、リブ加工やスナップボタン、ベルクロで、袖口の締まり具合を調整できるものがベターです。袖口を締められると、そこからの風の侵入を防げます。

6.サイズ

ダウンジャケットはサイズ選びも重要です。アウターだからと大きめのサイズを選ぶと、体とダウンジャケット・コートに隙間ができることで保温性が下がってしまいます。かといって、小さめのサイズを選ぶと重ね着がしにくい場合も。 ダウンジャケット・コートのサイズは、「インナー+薄手のカーディガンやパーカなどのシャツを着た状態で体にフィットするサイズ」が使いやすいサイズです。

7.防水性

撥水素材

出典:PIXTA

アウトドアシーンで着用するのなら、防水性や撥水性の有無も確認しましょう。暖かさはアウターの中で群を抜いているダウンジャケット・コートですが、羽毛が濡れると途端にその高い保温性を失ってしまいます。アウトドア用なら雨や雪に負けないように、防水・撥水加工が施されているものがおすすめです。 タウンユースで検討している方は、撥水加工があるもので十分。洗濯をすると効果が薄れてしまうので、撥水スプレーなどを使用しましょう。 ダウンは吸水しやすく、一度吸水してしまうと乾きにくい特性があります。こうした欠点をカバーするため、中綿にダウンやフェザーではなく化学繊維を使用した、水濡れに強いダウンコートもアウトドアブランドを中心に展開されています。 化学繊維の中綿はダウンに比べると重量は重くなりますが、水に濡れる可能性のある場所や天候が不安定な場所へ行く際には、多少重くても化繊混紡のダウンジャケットを選ぶようにしましょう。

ダウンジャケット・コートの洗濯方法

ダウンジャケット

出典:PIXTA

ダウンジャケット・コートを洗濯したい場合は、洗濯表示をチェック! 手洗いが可能であれば、洗いおけやシンクに30℃以下の水と洗濯用洗剤を入れ、優しく押し洗いしましょう。沈めたり浮かせたりを20〜30回繰り返したら、水を張り替えすすぎます。最後に洗濯機で脱水をしたら、ハンガーにかけ陰干しして完成です。